欧米で注目を浴びてきた企業経営のための戦略的思考法に、「シナリオ・プランニング」「シナリオ・シンキング」があります。
「シナリオ・プランニング」「シナリオ・シンキング」とは、不確実な時代に正確な予知や予測は不可能ですが、起こる可能性のある未来を複数想定し、その未来が実際に起こったらどうするか、事前に考えて判断力や決定力を養っておく方法です。
70年代からあった方法のようなので、少し古い概念と思っていましたが、不確実性がもたらす影響を考慮する技術として、最近見直されてきたようです。
この項では、「Bros.Housing」のうち、最もご質問の多かった、「住いづくりにおけるシナリオ」思考の具体的な方法を、「シナリオ・プランニング」と言う題名を付け説明しようと思います。
日頃わたしが述べている、住いの計画の際には、1日、1週、1年、10年〜のシナリオを考えて見ましょうとお話ししていることと、建物の計画をするのを「プランニング」とよぶことに掛けているわけです。
別項を設けてお話しをするのですから、今までお伝えした内容を細かく説明するだけでなく、「住いづくり」の行程についても「シナリオ」シンキングで示してみたいと思っています。
そういう理由で、本家「シナリオ・プランニング」とはまったく違う意味で使っていますので、誤解のないようお願いします。
また、他の項と一部重複する内容もありますが、文脈を考え、あえて割愛してありませんので、その点もご了解を願います。
内容的には、セミナー等でお話しているものよりも、少し伝わりにくいかもしれません。しかし、この時代に「住いづくり」を遂行してゆく方が、一度は考えなければならないことではないかと最近強く感じている内容です。

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シナリオ・プランニング入門
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□ はじめに
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いままでのパラダイムが通用しない時代の住いづくり